【Hothotレビュー】いまなら5万円引き! RTX 3070搭載のマウス製ゲーミングパソコン「G-Tune HN-Z」をレビュー。水冷クーラーで静音動作 –

注目度の高いミドルタワーの王道マシン

G-Tune HN-Z

 NVIDIAの新型GPUであるGeForce RTX 3070が発売されたのに合わせ、マウスコンピューターのゲーミングパソコンブランド「G-Tune」のラインナップに、GeForce RTX 3070を搭載したデスクトップパソコン「G-Tune HN-Z」が追加された。税別価格は24万9,800円から(12月16日11時までセールにより19万9,800円で販売中)。

 本機はミドルタワーケースを採用。G-TuneブランドではGeForce RTX 3070搭載機として、ミニタワー、ミドルタワー、フルタワーの3タイプがラインナップされており、本機はそのなかでは中間サイズとなる。価格的に手が届きやすく、サイズ的にもそこそこで、多くのゲーマーから注目を集めるカテゴリの製品と言えるだろう。

 今回は実機をお借りし、性能から外見、内部構成まで細かくチェックしていきたい。

GeForce RTX 3070をCore i9と組み合わせ

 「G-Tune HN-Z」のスペックは下記のとおり。

【表1】G-Tune HN-Zのスペック
CPU Core i9-10900K(10コア/20スレッド、3.7~5.3GHz)
チップセット Intel Z490
GPU GeForce RTX 3070(8GB)
メモリ 16GB DDR4-2666(8GB×2)
SSD 512GB(M.2 NVMe)
HDD 2TB
光学ドライブ なし
電源 800W(80PLUS Titanium)
OS Windows 10 Home
汎用ポート USB 3.1×2(1基はType-C)、USB 3.0×8
カードスロット SD
映像出力 HDMI、DisplayPort×3
有線LAN Gigabit Ethernet
その他 音声入出力、S/PDIFなど
本体サイズ 約210.0×520×435mm(幅×奥行き×高さ)
重量 約13kg
税別価格 24万9,800円

 CPUはCore i9-10900K、GPUはGeForce RTX 3070。パーツの製品ランクだけで見るとCPUを重視した構成かと思うが、GeForce RTX 3070の性能は前世代のGeForce RTX 2080 Tiに匹敵するとされているだけに、現状ではちょうどいいバランスと見ることもできる(ちなみに執筆時点で製品価格を比べると、CPUよりGPUのほうが高価だ)。

 メインメモリは16GB、ストレージは512GBのM.2 NVMe SSDと2TB HDDと、昨今のゲーミングパソコンとしてはひかえ目。もしこれでは不足すると思うようなら、カスタマイズでSSDは最大2TB、HDDは8TBの増量できるほか、SATA接続の1TB SSDの増設にも対応する。

 直接的に性能に影響しない部分でも手が込んでいる。CPUには水冷ユニットを搭載。電源は80PLUS TITANIUMの製品が使われている。いずれも静音性や安定性に寄与する部分なので、後ほどそのあたりも詳しく見ていきたい。

12月16日まで5万円引きのセール中

GeForce RTX 2080 Ti搭載機に匹敵する性能

 では実機の検証に移ろう。最初にベンチマークテストを試していく。利用したのは、「PCMark 10 v2.1.2506」、「3DMark v2.16.7094」、「VRMark v1.3.2020」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」、「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」、「Cinebench R23」、「CrystalDiskMark 8.0.0」。

【表2】ベンチマークスコア
「PCMark 10 v2.1.2506」
PCMark 10 7,415
Essentials 10,096
Apps Start-up score 13,880
Video Conferencing Score 7,791
Web Browsing Score 9,518
Productivity 9,021
Spreadsheets Score 10,558
Writing Score 7,709
Digital Content Creation 12,148
Photo Editing Score 15,175
Rendering and Visualization Score 18,575
Video Editing Score 6,361
「3DMark v2.16.7094 – Time Spy」
Score 12,935
Graphics score 13,149
CPU score 11,845
「3DMark v2.16.7094 – Port Royal」
Score 8,019
「3DMark v2.16.7094 – Fire Strike」
Score 25,629
Graphics score 32,820
Physics score 29,247
Combined score 9,060
「3DMark v2.16.7094 – Night Raid」
Score 63,287
Graphics score 136,821
CPU score 15,644
「3DMark v2.16.7094 – Sky Diver」
Score 62,341
Graphics score 100,201
Physics score 25,148
Combined score 38,595
「VRMark v1.3.2020 – Orange Room」
Score 14,412
「VRMark v1.3.2020 – Cyan Room」
Score 12,947
「VRMark v1.3.2020 – Blue Room」
Score 4,027
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(高品質)
3,840×2,160ドット 5,594
1,920×1,080ドット 12,098
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(最高品質)
3,840×2,160ドット 10,623
1,920×1,080ドット 20,036
「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」(簡易設定6)
1,920×1,080ドット 140,274
「Cinebench R23」
CPU(Multi Core) 16,432pts
CPU(Single Core) 1,370pts

 結果はCPU、GPUとも良好で、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では4Kでも「やや快適」という結果。「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」では最高評価の「非常に快適」となっており、4Kかつ高画質のゲームプレイも十分現実的だ。

 また「VRMark v1.3.2020」では、もっとも処理が重い「Blue Room」のテストにおいて、平均フレームレートが87.78fpsとなった。VR用の環境として申し分なく、高解像度のVRヘッドセットを使うのにも安心できる。

 参考までに、G-Tuneのマシンで筆者が2018年にレビューしたGeForce RTX 2080 Ti搭載機「NEXTGEAR-MICRO im620」と比較してみると、各種ベンチマークテストでほぼ同等のスコアが出ている。CPUやチップセットが1世代進んでいる分も影響しているとは言え、約2年での進化がとてもよくわかる。

 ストレージはSSDにWestern Digital製「WDC PC SN520 SDAPNUW-512G」、HDDにSeagate製「ST2000DM005」が使われていた。SSDのSN520はNVMe 3.0×2接続となっており、シーケンシャルリードで約1.7GB/sと、昨今のNVMe SSDに比べるとひかえ目な性能。

 標準仕様ではSSDの機種指定がないため、今後は別の製品に変更される可能性もあるが、もし大容量ゲーム用によりスピードを求めたい場合は、カスタマイズでNVMe 3.0×4接続となるSamsung製のPM981aを選ぶのがいいだろう。同容量であれば+2,600円で変更できる。

Western Digital WDC PC SN520 SDAPNUW-512G

Seagate ST2000DM005

シンプルな外見ながら前方のHDMI端子などユニークな点も

電源を入れていない状態では、前面のロゴすらほとんど見えない

 続いては外見をチェックする。本機は背面の一部を除いて全面ブラックで統一されている。正面と側面にG-Tuneのロゴは入っているものの、側面のロゴはおうとつで描いたもので、存在感がかなり薄い。正面のロゴは電源を入れると赤く光るが、光量はひかえめだ。

 特徴的と言えるのはフロントパネルで、上部がヒートシンクのようにデコボコしたデザインになっている。その下は平面ながら、上部がやや出っ張り、下部に向かって斜めにくぼんでいく。これが単なるデザインなのか、少しでも設置面積を小さくするための策なのか、排熱に関わる何かがあるのか、後ほど内部も見分して確かめたい。

 前面には電源ボタンがあるのみ。その横には、スリムタイプの光学ドライブが装着できるスロットがある。標準仕様では非搭載だが、カスタマイズで追加可能だ。

 端子類は天面にあり、USB 3.0×4、ヘッドフォン端子、マイク端子、SDカードスロット、HDMI端子がある。このHDMI端子を使うには、背面上部に収納されているHDMIケーブルを引き出し、ビデオカードのHDMI端子に接続する必要がある。要するにHDMIを延長して上面まで持ってくるかたちだ。VRヘッドセットの利用など、筐体前面に近いほうが便利なときに使うものとなる。

 あとは右側面にハニカム形状の大きなスリットがあるくらいで、かなりシンプルなケースになっている。ただフロントパネルや天面には隙間がなく、吸気できそうな場所は設けられていないので、吸気できそうなのは右側面と底面だけ。エアフロー的にはなかなか思い切ったデザインだ。

正面は電源ボタンとスリムドライブ用のベイ(標準では光学ドライブ非搭載)

 騒音の面では、アイドル時には小さいながらもファンの回転音は聞こえる。背面のファンと電源部からはかなりの量の排気があり、冷却重視の挙動なのがうかがえる。

 続いて高負荷をかけると、低音のファン回転音が少し混じる。そこからはファンの回転音が大きくなっていくが、変化はとても緩やか。水冷ユニットの採用によるメリットがよく出ているのと同時に、ビデオカードやケースなどのほかのファンはかなり静かな状態が維持できているようだ。

 10分程度の高負荷状態を続けたものの、耳障りな高音が出ることはなく、低い風切り音が大きくなるだけで一定の音量になった。印象としてはサーキュレーターを回したような音で、不快感はかなり少ない。ゲームをするさいも、スピーカーから出る音を邪魔するほどではなく、性能から考えればかなりの静音だと言える。

内部もシンプル。ストレージの増設にも対応

サイドパネルを開けるネジは背面ではなく側面にある

 本機の騒音は思った以上に静かだと感じたが、その秘密を探るべく内部も見ていきたい。サイドパネルは、パネル上部にある2つのネジを緩めると外せる(ネジが背面にあるものが多いのでちょっと探してしまった)。

 左サイドパネルを外して内部を見ると、これまたシンプル。CPUから伸びる水冷のラジエータは右側面に装着されており、右側面のスリットから吸気するかたち。そして背面のファンと電源部からは排気となる。ほかにファンはないが、底面は大きくメッシュになっている。前面にはファンなどはなく、独特なフロントパネルはとくに何かに活用されている様子はなかった。

 ということは、エアフローは基本的に右側面吸気、背面排気というわかりやすいかたちになる。CPU周りは水冷ユニットのおかげでかなり空いており、配線もほとんどが裏面(右側面)の吸気に関わらない部分に固められているので、エアフローはスムーズに見える。

 ラジエータの暖気をケース内に引き入れるかたちになるのが少々気にはなるが、ビデオカードのエアフローには影響しない場所だし、ほかにさしたる熱源もない。実際に騒音も少なく安定しているのだから文句は要らないだろう。

 ビデオカードはMSI製の「GeForce RTX 3070 VENTUS 2X」と書かれており、大型のファンを2基搭載している。3スロットを占有するサイズで、冷却性能も高そうだ。電源はEnchance製の「ATX-1880GA1」という、非プラグイン式のものが使われていた。

 ストレージ絡みでは、左側面の上部に3.5インチベイが2つ用意されている(うち1つはHDDが使用中)。スロット式で出し入れしやすく、右側面からケーブルをつなげば簡単に増設できる。

 また右側面には2.5インチベイが3つ空いている。マザーボード裏のプレートに貼りつけるようなかたちで、エアフローの邪魔にならない場所になっている。こちらも自力での増設は簡単そうだ。

シンプルかつ必要十分な最新ゲーミングパソコン

無駄なくシンプルなところが本機の特徴だ

 本機は外見、内部ともに、とにかくシンプルに作られている。単に部品点数や飾りが少ないということだけでなく、配線をすっきりさせ、エアフローも単純かつ十分なものにできるよう考えられたケースを使っている。ミドルタワーケースなりに、内蔵HDDやSSDの増設もそれなりに可能なのもうれしい。

 スペック的にも現状のゲームであれば困ることはなさそうで、なおかつ水冷ユニット採用のおかげで騒音レベルも小さくまとまっている。価格もキャンペーン値引き分を考えるとかなり抑えられている。あまり自己主張が過ぎず、そこそこの大きさのゲーミングパソコンが欲しい人に、広くマッチしそうだ。

 とくに2世代前となるGeForce GTX 1070や1080、あるいはそれ以前のマシンを使っている人には、昨今のゲームに合わせたアップグレード用として適していると言える。またCPUも高性能なCore i9搭載なので、ゲーム以外の用途にも幅広く活用できる。

 コロナ禍にあってテレワークが導入され、外出もしづらく、家でゲームを遊べる時間が増えた……という人なら、本機を選んで間違いない。一緒に4Kか高リフレッシュレートのディスプレイもそろえれば完璧だ。冬のボーナスの使い道の有力候補としていかがだろうか。



著者: " -- pc.watch.impress.co.jp "

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