ASCII.jp:eスポーツに妥協しない360Hzディスプレー、「ROG Swift 360Hz PG259QN」 (1/2)

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ASCII.jp:eスポーツに妥協しない360Hzディスプレー、「ROG Swift 360Hz PG259QN」 (1/2)

 2020年のディスプレー関連製品を盛り上げたトピックの1つに、“リフレッシュレート360Hz”対応をうたう製品の登場がある。1秒間における画面更新回数を表し、高ければ高いほどなめらかな描画を可能にする(もちろん、映像を処理できるだけのGPUパワーは求められる)のがリフレッシュレートだが、市販のゲーミングディスプレーにおける以前の最高リフレッシュレートは280Hz。これでも十分すぎるほどの値ではあるものの、さらに上限を1.5倍に引き上げたというのだから、話題になるのも当然だろう。

 ASUSの24.5型ゲーミング液晶ディスプレー「ROG Swift 360Hz PG259QN」は、そんな360Hzのリフレッシュレートに対応する超高速パネルを採用した製品だ。実売価格8万6000円前後と、かなり高価な部類に入るモデルだが、この記事では本製品の特徴や、導入のメリットなどを紹介していこう。

視覚情報に少しも妥協したくない競技ゲーマー向けの強力プロダクト

「ROG Swift 360Hz PG259QN」

 製品の紹介に移る前に、少しだけ前提を共有しておこう。冒頭で述べたように、ただディスプレーのリフレッシュレートが高いだけでは、映像をなめらかに描画することはできない。画面更新回数の多さを存分に活かすためには、高性能なGPUを使用したPCを用意し、300fpsを上回るようなフレームレート(映像のコマ数)で映像を描画する必要があるからだ。

 現実的な話をしてしまうと、一般的なゲーム向けのGPUを使用したとしても、ある程度の画質設定を維持したままフルHD解像度・360fpsのフレームレートを出せるタイトルはかなり低負荷なものに限られる。また、たとえ360Hzのなめらかな画面更新を実現したとしても、それを240Hzの映像と比較した場合、どちらかよりなめらかかを言い当てられる人は多くないだろう。GPUだけで価格が10万円を超えてくるような「GeForce RTX 3080」、20万円を上回る「GeForce RTX 3090」といった超ハイエンド製品を組み込んだPCを用意していないほとんどのユーザーにとっては、これまでの144Hz、あるいは240Hz対応ディスプレーでも十分なスペックなのである。

本製品はあくまで、シューター系タイトルやMOBA系タイトルなど、高リフレッシュレートでの動作を前提とする軽負荷な競技系ゲーム向けの製品だ。リフレッシュレート以外のスペックも低いわけではないのだが、ゲームで勝利に近づくために使用する場合が最もメリットを享受しやすい

 ではどんな人に本製品を勧められるかと言えば、やはり一瞬のゲーム画面から得られる視覚情報が勝敗に直結するプロゲーマー、あるいはプロに並ぶ機材を用意したいコアゲーマーということになるだろう。視覚情報と状況判断に少しも妥協できない競技シーンのプレイヤーであれば、本製品のような現行トップのスペックを誇る製品を導入することの意味は小さくないはずだ。勝利よりもリッチな映像表現などに魅力を感じるユーザーにとっては、4K・HDR液晶やウルトラワイドディスプレーなど、もっといい選択肢はいくらでもある。安くないコストを支払ったうえで、競技シーンのゲームタイトルで勝利に少しでも近づくためにこそ存在するディスプレーが、「ROG Swift 360Hz PG259QN」というわけだ。