福岡堅樹(ラグビー日本代表)×ときど(eスポーツ)「日本のeスポーツの新しい未来が始まる」 – eスポーツ – Number Web

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福岡堅樹(ラグビー日本代表)×ときど(eスポーツ)「日本のeスポーツの新しい未来が始まる」 - eスポーツ - Number Web

[提供:株式会社NTTドコモ]

一昨年日本中を虜にしたラグビー日本代表。4トライを挙げベスト8進出に大きく貢献した福岡堅樹は大のeスポーツファンでもある。そんな彼が日本のeスポーツシーンを黎明期から支えてきた、プロゲーマーときどとeスポーツの魅力、そして未来について語った。

――福岡さんはeスポーツに対してどんなイメージを持っていますか?

福岡 実は僕はゲームが大好きで、大学生の頃はのみりこみすぎて徹夜することもありました。プロになってからも時間を作ってはプレーを楽しんでいます。『PUBG』のような大勢で戦うバトルロイヤル系が好きで、アスリートの中ではかなりやっている方だと思います。だからeスポーツで活躍されているプロゲーマーの皆さんに対しては尊敬や憧れの念を持っていますね。


ときど 福岡さんのような方にそう言っていただけると、プロゲーマーとしては本当に嬉しいですね。でも格闘ゲームはやらないんですよね。残念だな(笑)。

福岡 格闘ゲームは強くなるためには深い知識が必要だろうなと思っていて、あまりプレーしたことがないんです。ときどさんは1日にどれくらい練習していますか?

ときど スパリーング(対戦)相手がどれくらい集まるかによって変わるんですけど、長いときは10時間くらい練習することもあります。ただ最近は長くやるよりも、ぐっと集中して3、4時間で終わらせる方がいいと思うようになってきました。

福岡 10時間はすごいですね。僕は一つのことだけに集中するのが苦手で、今シーズンでラグビーを引退して医学部に進みますけど、ラグビーの厳しい合宿に堪えることができたのも、日本で開催される世界大会まではラグビーに専念して、その後は医者の道へ進むと自分で期限を決めていたからなんです。もしラグビーだけだったらここまでの選手になってなかったかもしれないですし、ラグビーをやらずに勉強だけでも医学部は合格できていないかもしれない。二つのバランスをとることでここまでこれたのかなと。だから一つのことだけを極めている、ときどさんのような方をみると本当にすごいなと思います。

――ときどさんは普段から身体を鍛えたり、空手道場にも通われているそうですが、それはどうしてですか?

ときど 筋トレはeスポーツがいつか注目される時代が来るだろうから、人前に立つことになったときに貧弱な身体だとみっともないと思って始めました。ところが筋力がつくと集中力も持続するようになって、ゲームでもパフォーマンスを発揮できることに気が付いたんです。それ以来、ずっと続けています。空手も最初は体力強化を目的で始めたのですが、今はプレッシャーへの対処がメインになっています。空手のスパリーングは当たり所が悪ければケガをしかねない。そういう追い込まれた状況で、自分が練習をしてきたことを適切に出せるのかどうかというところにこだわっています。昔はゲームの勝敗って、知識や技術の差で決まることが多かったのですが、今はインターネットや動画配信で情報はすぐに世界中に知れ渡ってしまいます。ではどこで差がつくのかというと、メンタルなんです。大きな大会になればなるほど、いかに平常心を保って高いパフォーマンスを発揮できるかどうかが大切になります。

福岡 メンタルは重要ですよね。ラグビーでも試合終了まで残り10分、15分まではものすごく競っていたのに、気付いたらすごく点差が開いている試合があります。それは途中で心が折れているからなんです。もう勝てないと気持ちで負けてしまうと、一気に崩れてしまいます。逆にここでプレッシャーをかけて一気に畳みかければ相手は反撃する力が残らなくなるというシーンでは、無理をしてでもトライを狙うこともあります。

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