『ポケモンGO』のポケストップ/ジムのアクセス可能距離は、今後も「80メートル」のまま継続。大規模な抗議を受けて |

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『ポケモンGO』のポケストップ/ジムのアクセス可能距離は、今後も「80メートル」のまま継続。大規模な抗議を受けて | AUTOMATON

Nianticは8月26日、『ポケモンGO』におけるポケストップ/ジムへのアクセス可能距離を、80メートルのまま継続すると発表した。40メートルに戻りかけていたアクセス可能距離は、今後80メートルがデフォルトになるようだ。

『ポケモンGO』では、ポケストップやジムを回すことで、アイテムやギフトを入手できる。またジムではジムバトルにも参加可能。当初、これらの施設には、プレイヤーの現在地から周囲の半径40メートル以内ならばアクセスできる仕様であった。

Nianticは昨年、新型コロナウイルス感染拡大を受け、『ポケモンGO』が自宅でも遊びやすくなるように仕様変更。ポケストップやジムへのアクセス可能距離を、それまでの距離の倍である、80メートルまで延長した。つまり、コロナ禍に入ってからの調整によって、ジムやポケストップをまわすために、以前ほど施設に近づかなくてもよくなっていたわけだ。 おかげで、一部ユーザーは、通常であれば家からギリギリ届かないポケストップやジムにも、アクセスできていた。

このアクセス距離延長措置はユーザーに大好評であった。Nianticもこの仕様が恒久的なものであると当初予告していたが、昨年10月に恒久的であるという告知を撤回し「限定的なものである」と表明。今年6月に仕様戻しが発表された際には批判殺到。Change.orgでは署名活動が展開され、16万以上の賛同が寄せられていた。そうした批判が寄せられたものの、Nianticは今年7月に、ニュージーランドやアメリカといった国を対象に、仕様戻しを実施。ポケストップやジムにアクセス可能な距離が40メートルまで戻されていた。

Nianticは“仕様戻し”への批判について静観を続けていたが、コミュニティの抗議活動はより大規模なものへと発展。さまざまなインフルエンサーやユーザーの声を取り入れた意見書が作成され、Nianticへと提出されていた(関連記事)。「話を聞いてNiantic(#HearUsNiantic)」のハッシュタグがアメリカにてTwitterのトレンドに入るなど、抗議は到底無視できない規模にまで広がっていたのである。

Nianticはこうした運動を受け、アクセス距離ボーナスについて見直すと発表。コミュニティから寄せられた懸念に対処する方法を模索し、9月1日までに調査結果を公表すると告知していた。そしてこのたび、9月1日を待たずして、アクセス可能距離についての仕様継続が発表されたわけである。Nianticは、寄せられた意見に感謝しながら、ボーナス(距離延長)が多くの人にとってメリットのあるものであることが理解できたとコメント。来週9月1日にはさらなる詳細を伝えると語っている。

全世界中の人々を巻き込んだ、アクセス可能距離仕様をめぐる論争。Nianticはユーザーの声を聞き入れることを選んだようだ。日本ではしばらく80メートルの仕様が続けられており変化は起きていなかったが、将来的に距離が40メートルに縮んでしまうという悲劇は避けられた。その背景や詳細については、来週詳しく語られるだろう。ひとまず、アクセス距離の仕様戻しに懸念を抱いていたユーザーは、ほっとしてもよさそうである。